コロナ破局を迎えるカップル達
増え続けるコロナ破局
最近依頼者様からの相談で「コロナ破局」が増えています。
コロナ破局とは、コロナの影響でホームワークや外出自粛等、パートナー同士が家に居る時間が増えてしまいストレスが溜まりケンカから別れに発展する場合や、現状のコロナ禍による先行きの見通しの不安から、このパートナーと一緒で本当に良いのだろうかと考えた末に別れを選択してしまう。
この様にコロナ禍の影響で別れてしまったパートナーの総称を指します。
A子さんの例
先日弊社に「コロナ破局」の相談があったので具体例として挙げておきます。
A子さんの旦那は中小企業勤めの中堅サラリーマン。
コロナ禍が起きる前は安定した生活を送れていたのですが、コロナ禍が猛威を振るいだした頃から会社の受注が激減。
旦那さんの給料は会社の業績も悪いので目に見えて減っていきました。
会社自体も先行き不安になっておりましたが、それでもなんとか二人で慎ましく生活できていたそうでA子さんも特に不安には思っていなかったそうです。
コロナ破局の引き金となったのは、そんな生活を送る中で旦那さんがふいに放ってしまった一言だそうです。
「会社をクビになりそうだ」
夕食の最中にふいに旦那さんがこんな事を呟いたそうです。
以前から旦那さんが務める会社の業績が悪い事を話の中で知っていたA子さんでしたが、正直そこまで悪いとは思っていなく。
コロナ禍もきっとすぐに収束し、会社の業績も戻るだろうと楽観的に考えていたA子さんでしたが、こんな事態になるとは思っておらずにこの時初めて自分の今後を考える様になったそうです。
その日からA子さんは常に不安を感じるようになってしまい、些細な事で旦那さんとケンカするようになってしまったのです。
コロナの影響だと最初はお互いで納得をしていたのですが、このような日々が続くと徐々にどちらも疲弊していって険悪な仲になっていってしまったのです。
そんな日々を送っているうちにA子さんは遂に耐え切れなくなってしまって旦那さんに別れを切り出しましたが、旦那さんは絶対にYESとは言わずに弊社に旦那さんとの別れを依頼してきたのです。
殆どの場合コロナで感じる不安が原因
コロナ破局を迎えてしまう原因としてまず第一に
コロナ禍の影響による心の不安
が挙げられます。
パートナーと生活していく上でこの心の不安を解消できずにいると、不安から来るストレスでお互いケンカになってしまう機会が増え軋轢が生じます。
この軋轢を修復できずにいると別れへと発展してしまうケースが非常に多いです。
コロナ破局を迎えない為に
ではこの「コロナ破局」を迎えないようにするためにはどうしたらよいのでしょうか?
A子さんの様なケースの場合では、会社をクビになってしまう夫が引き金となり将来の見通しの不安からA子さんが耐え切れなくなり別れを切り出すことになりました。
このままずっとコロナが続いて生活出来ないようになってしまったらどうしよう。
この不安が拭えない気持ちも分かりますが、現在は国からのコロナに関連した給付金が支給されていますので、一時的にこの措置を利用して再就職をする事でA子さんの不安を軽減できたのではないかと思います。
コロナ禍がいつ終わるのかは誰にも予想ができないのでこの不安を完全に拭うことは難しいですよね。
お互い自分に余裕が無くパートナーの心のケアまで手が回らなかったのだと思います。
不安を感じているのはお互いなので、コロナ破局を迎えない為にするにはお互いの心のケアをしつつ現状を乗り切るしかないのです。