DVに困ったら絶対に一人で抱え込まない方がいい理由

f:id:FR920:20210114193758j:plain


DVは女性の人権を侵害する行為

 

ドメスティック・バイオレンスdomestic violence、以下では略称:DVと記述)とは、「家庭内での暴力や攻撃的行動」(家庭内暴力)という意味の表現である[1]。「domestic」とは「家庭の」という意味であり、典型的には、夫婦間やパートナー間の暴力である[1]

 

別れさせ屋の仕事の相談を受ける際に多いのがこのDVを行うパートナーと決別したいと言う相談。

 

中でも最も多いのが暴力(パートナーに対して殴る蹴る等を行う行為)で、意外と知られていませんがDVには種類が有ります。

 

家庭内のDVでも多い事ですが、ハラスメントを苦に女性が自殺してしまう事案は後を絶ちません。

 

家庭内という閉鎖空間の中で親しい間柄の人が居らずに誰にも相談できずに精神的・肉体的に疲弊していってしまって壊れてしまう。

 

2015年にも同じ様な事件が社会でも起きています。

 

最近では会社で行われるモラルハラスメント(精神的暴力)も問題となっておりますね、2015年12月25日に電通で当時社員で有った高橋まつりさんが自らの命を絶ってしまう悲痛な事件が起きたことも有りました。

 

この事件は家庭外なのでハラスメントに該当しますが、当時では恒常的に100時間を超える残業が黙認されていました。

 

労働組合との残業上限時間の取り決めは月70時間でその日の残業スケジュールに関しても上司に報告をしなければならなかった様なので、実質的に上司が残業を容認又は強制していたのではないかと思われます。

 

またその当時の高橋まつりさんのTwitterの呟きにも上司に言われた言葉として

 

  • 「今の業務量でつらいのはキャパがなさ過ぎる」
  • 「髪がボサボサ、目が充血したまま出勤するな」
  • 「女子力がない」

 

等も言われていました、これは立派なモラルハラスメントですよね。

 

こうして高橋まつりさんの精神は消耗していってしまい結果的に自殺に追い込まれてしまったのです。

 

会社内でのハラスメントも家庭内のDVも本質的には同じものだと筆者は思います。

 

家庭内・会社内とカテゴリーは違いますが、同じ閉鎖空間内での個人へのパワーハラスメント(暴力行為)やモラルハラスメント(精神的苦痛を与える行為)を行う事で他者を肉体的、精神的に痛めつけ鬱病へと追い込んだり、最終的には被害者が自ら命を断ってしまう程に追い詰められてしまう。

 

仮に友人や知人に相談したとしても真面目には取り合ってくれますが多くの場合に出るキーワードは

 

「別れればいい」

 

この一言で有ったりします。

 

友人や知人等に相談しても、実際にDVを体験した被害者では有らず、苦しいんであれば別れるだけだから簡単でしょと言ったニュアンスで吐かれるこの一言。

 

ですが実際のDV被害者の心理は、日々のDVで精神的にも肉体的にも疲弊している事や、DV加害者に恐怖を植え付けられており、DV被害者は心理的に「別れたら何をされるか解らない・恐い」となってしまっており自分から別れを切り出すことが出来ないのです。

 

DV加害者は被害者のそのような心理状況を悪用し、「自分に逆らうと怖いんだぞ」とDV被害者の心理に恐怖の種を植え付け、DV被害者を自分の意のままに動かせる様な隷属化へと導きます。

 

以前の共依存の記事でも紹介しましたが

 

fr920.hatenablog.com

 

DV加害者はパワーハラスメントを行う際にDV被害者に対して

 

  • お前が悪い
  • 俺の言う事を聞かないからだ
  • 誰のおかげで生活出来てると思ってるんだ

 

等、DV被害者にDV加害者がこんなに怒っているのはDV被害者の責任だと言い聞かせる

事でDV被害者の心をマインドコントロールしようとします。

 

またDVを行った後にDV加害者はいつもより優しくなったり、その時限りの真剣な謝罪を行う事もあり、精神的に疲弊してしまっているDV被害者はこういった言葉に対して、絶対的に加害者が悪いにも関わらず、「私が悪かったのかもしれない」といった自分自身を騙してしまう事や、加害者が謝罪しいつもより優しくなる事で「普段の彼はこんなにも優しいのだから私が悪かったんだ、怒らせないようにしないと」といったDVを容認してしまう共依存関係になってしまう事が多いのです。

 

こういった関係になってしまうとDV加害者もDVが当たり前という感覚に、また被害者も「私が悪いんだから我慢しないといけない」と思い込み、DVは更ににエスカレートしていってしまいます。

 

DV被害者の中には加害者に生活の為の資金が握られている事も有り、そういった場合のDV被害者の方は必要な生活費が困窮している場合が有り、自立した生活を本当に送れるのかといった不安から関係を続けてしまう場合も有ります。

 

こういった場合には日本国内各区域毎にDV被害者支援等や一時退避シェルター等が用意されている場合が有るので、DVから抜け出したいといった強い気持ちが有る場合には利用を考えてください。

 

ですがDVの被害は早期発見・解決が一番の解決策で有り、保護機関や警察などを利用しての解決は事実確認や本人や周囲への聞き込み等でどうしても時間が掛かってしまいます。

 

時間が掛かってしまうと前述した理由等から余計に関係が長引いてしまう事が解ると思います。

 

なので本気でDVから脱却したいので有れば絶対に一人で悩まず今すぐに親族が居るのであれば親族に相談しつつ、DV相談窓口や公的機関(警察等)等にも併行して相談していく事が早期解決への足掛かりとなります。

 

ですが、公的機関では間に合わない、精神的な理由で今すぐDVパートナーから解放されたいといった場合には別れさせ屋を利用するのも一つの手だとは思います。

 

DV被害を受けている方は悩まずにこれ以上DVを悪化させない為にも今すぐ無料相談をしましょう。